今いいところ (KG-R)

EGOKの賞金をほとんど渡しおえて少し落ちついたKG-Rです。でも数日後にeSWCのSemi Finalが待っていたり、その後にはネーションズカップが待っていたりするので、そわそわは続きます。

eSWCのSeason3が終わったので、そのことを書いてもいいのですが、今は無性にSail GPのSeason3について書きたいので、eSWCに関するブログはまた明日か明後日に投稿します。

皆さんは、Sail GPのSeason3を追っかけていますか？　eSail GPじゃなくて、リアルのほうです。全然見てない、ですか。そうですか。Sail GPは今、とてもおもしろいことになってきてるのになあ。
そうなんです。Sail GPが今おもしろいんです。日本チームが抜けてしまったのは残念なことでしたが、それを忘れさせてくれるくらいおもしろい展開になってるんです。

何がおもしろいかというと、大会ごとに優勝チームがころころ変わり始めたんです。正直なところ、最初の２戦をオーストラリアが連勝したときはそこまで熱中していませんでした。またトムか。誰もトムを止められないままなのか、と。
ところが続く２戦でニュージーランドが連勝したあたりから、わくわくしてきました。Season2の参戦時から、初優勝の１つ前の大会まで上位３位に入ることすらなかったチームの急成長は、私を含め多くの観客の心を鷲づかみにしたんじゃないでしょうか。その勢いのまま次の大会も優勝しそうでしたが、ここにきてUSAがNZLをおさえて念願の初優勝。
このUSAの優勝は、観客の心をさらに力強くつかんだことでしょう。なぜなら、USAはSeason3が始まって以来、メンバーの交代などがあって不調が続いていたところからの優勝だったからです。ドライバーのジミーに惚れている私にとっては、この上なくうれしいニュースでした。

そこまでですでに十分すぎるほどの盛り上がりを見せているのに、まだ加熱は止まりません。先日のカディス大会の最終レースでは、前回大会から好調が続いているUSA、優勝に飢えている絶対王者AUS、そして徐々に実力をつけてきたフランスが集まりました。
このメンツだけでもわくわくしましたが、そのレースも見事なものでした。詳細はここには書きません。結果は、USAと激しく争ったFRAが優勝しました。Season2の終わりまでフリートの後方でずっと苦い思いをしつづけていた印象のあるFRAが、新ドライバーになってから着実に力をつけてきてやっと優勝。
これだけ優勝チームがばらけてこそ、次の大会がいちだんと楽しみになり、レースを見ているときもいっそう楽しめるようになるのです。

次の大会はどこが優勝するでしょうか。Season3の序盤に調子がよかったカナダ、少し前まで調子がよかったデンマーク、トラブルに見舞われがちだけど強いイギリス、あたりがくるんじゃないかな、と私は予想しています。

日本チームがいれば、Sail GPはあと何倍おもしろくなることでしょう。
やっぱり、あの強かったチームを忘れることはできません。