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ILCA

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艇種紹介、ILCAです。

艇の概要・スペック

実艇

1枚帆の入門艇で’96年アトランタより五輪種目。適正体重は80kg前後と、やや大柄な男性向き。

VRI上での特性

Polar Diagram - Laser
ILCAのPolar Diagram(風速20kt)。クローズからのベア加速が極めて大きく、慣性も強い。ドライブはやや可能だが、上りほどではない。
クローズ艇速は変化ないが、ブローでパンピング効率が変化する。25ktの強風域では上り下りとも艇速が落ちるので、ブローを避ける必要がある。
上り限界×23°
ピンチング×失速大きい
慣性で短時間
最大艇速到達時間〇普通
クローズVMG40° 4.0kt
ブローでの艇速変化
(上り)
〇少ないがブローで
スネーク可能
上りドライブ
(VMGから更にベア加速)
◎非常に大きい
ジブアビーム最高速135° 11kt
スピン判断角度・セット時間— —
スピンリーチ最高速— —
ランニングVMG170° 9.5kt
下りブローでの艇速変化〇風速に比例
強風は伸びない
25kt以上は逓減
下りドライブ
(VMG最高速からラフ加速)
〇ややあり
下りピンチング〇ややあり
(いずれの数値も、風速20kt条件下の測定値)

総評・コツ

最も小回りの利く艇。戦術よりパンピング(スネ―キング)や、ベアタックなどの操艇の巧拙が勝負を決する。下りはブランケの影響が大きいので、VMGに拘らずトリッキーな動きもいとわない。

艇の特殊操作・戦術

風域に応じたパンピング

以前の仕様では、ILCAにおけるパンピング(スネ―キング、ベア加速してクローズに戻すを繰り返して、蛇行する)は、必須の操作ともいえるほど重要でしたが、21年2月頃の大きな仕様変更で、パンピング効果はほとんど無くなっています。風域・海面によっては有効なこともあるようですので、古い記述を以下に残しています。

【強風下】
90°~100°くらいまで大きくベアしてからラフ。艇速が落ちきる前(4.4ノットくらい)に次のベア。
【中風下】
60°~80°くらいまで軽くベア。そのときの気分で角度を変える。クローズを走る時間をより長めにとる。

・ベストVMGを使わないスネーキングで注意していること クローズより上ると一気に減速してしまうので、足りなめにラフをして、足りなかったら連続タップで微調整。ラフで30°くらいまでのぼってしまったらクローズまで丁寧に戻さず、一気にベアして次のスネーキングに移行。

 

パンピングの注意点

パンピングは、むやみにやると逆効果になる場合があります。
・右上の角度計と進行艇速・高さ艇速の数値をよく見る。
・90°よりベアしている時にBestVMGボタンを押すと、クローズに戻らず、ランニングに落ちる事故が発生します。必ずティラーでラフ戻ししてから、最終調整でBestVMGを押すようにしましょう。
・微風~順風までであれば、クローズ艇速に完全に戻るぐらいまで、しっかり伸ばした方が高さが稼げます。ベアで一旦大きく後退し、ラフに戻し徐々に追いつき、最後の最後でほんの少しゲインする感じです。

必ずロールタック

タック前にベアして、タック後もベアでクロー最大艇速4.1ktを越えたことを確認してくからBestVMGにラフするようにしましょう。普通にタックすると、旋回と加速に時間がかかりすぎるだけでなく、微風時にタック中に風が振れて、風位を向いて止まる事故の予防にもなります。

ダウンウィンドはとにかくブランケから逃げる

ILCAのダウンウィンドはブランケの影響がとても大きいです。BestVMGの175°にこだわらず、自由なアングルでレイラインからオーバーセールすることも厭わず、後続艇を振り切ってクリアウィンドを使い、有利なマークを目指すことが大事です。しつこい後続艇は、ダウンウィンドでスネ―キングするなど、変な動きをするのも一手です。

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