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7位だった (KG-R)

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世界7位をありがたく頂戴したのは、もうだいぶ前のことになる。7位といっても、ナクラ17のOVSの話で、レーザーと49erのOVSは決勝に残ることすらできなかった。まあ、それはいいんだ。ペナルティスタートの存在を憎んだその2艇種の話は忘れよう。憎しみを抱く自分が若かっただけだし、ペナスタの甘い誘惑に負けてしまうトップeセーラーなんて、可愛いものじゃないか。あの熾烈なポイント稼ぎ争いを目の当たりにすれば、手段を選んでいる場合じゃないからね。他のプレイヤーの死に物狂いな様子を見て自分は、レーザーの予選では余力を残して戦いを放棄して、49erの予選はずっとレースしたけど、微風なのに片意地はってアシストをつけないことで、逃げ道を残した。卑怯だと思うよ、自分でも。案の定、その逃げ道から逃げることになった。
ナクラしかなかった。ナクラで結果を出すしかなかった。ナクラを信じて、ナクラを走らせた。もしかしたらダメかもしれないと怯えながら、何回もレースをした結果、何とか決勝に進めた。優勝するしかない、自分には優勝できる実力があるんだ。そんな気持ちで決勝に臨んだ。睡眠時間を調整して朝の4時を迎えることにしたら、本番1時間前くらいに寝落ちしそうになった。あのとき眠ってしまえば、現実を見なくて済んだのかな、なんて今になって思う。
レース内容の振り返りは、ここではやめておこう。反省なんてものは、どの大会でもどんな人でもだいたい同じなんだから。とにかく自分は7位だった。あのとき、一緒にレースをした人のなかで7位だった。それだけのこと。もう過去のこと。7位だってニュースになるし、喜んでくれる人がいた。レースの配信を楽しんでくれる人がいた。またいつか、メダルを目指せばいいや、と思えた。気長にいこうじゃないか。
7位、7位、と頭の中に何度も浮かべていると、何だかいい響きに感じてくる。別にラッキーだとかそういうのではなくて、なない、という音に親近感が湧いてくるような、そんな感覚。古くからの友人の名前だったような気さえしてくる。次はどんな順位が、自分の相棒になってくれるんだろう。


以上、KG-Rがお送りしました。これまでの大会反省ブログとは、テイストを変えてみましたが、どうでしたか? 最近私がブログを更新できていないのは、他のところで文章と接するエネルギーを消費しきっているからです。久々にブログ書いたら、やっぱ楽しかったので、また近いうちに投稿するかもしれません。
そういえば1つ気になることがあるんですけど、OVSに参加した人はどう呼ぶのがいいのでしょうか。オリンピアン? eオリンピアン? バーチャルオリンピアン? それとも、オリンピックバーチャリアン?

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