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「VRIはリアルセーリングの成長に絶対つながる」を疑ってみる (KG-R)

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私KG-Rは過去のブログ「気持ち全一」の中で、eセーリングの存在を知っているのに、やりこまないようなセーラーは意欲が低い、という強気な主張をしています。
VRIほどヨットレースの理解に役立つコンテンツはない、と思っていますし、リアルセーリングで自分よりもヨット歴が長い人に勝つためには、VRIは絶対に必要なものだと思っています。

私は、です。

私はVRIを廃人一歩手前レベルでやりこみ、そこで学んだことがリアルへ活きていることを実感した経験があります。私がそうだったのだから、誰にでもVRIは有効だろう、とあの日の若い自分は思っていました。でも、それはとんでもない勘違いじゃないか、と思い直したのです。

十人十色。みんな違ってみんな以下略。

セーラーは人間ですから、人それぞれ違うわけです。VRIがそんなに有効じゃないケースを考えてみると、

・リアルセーリングをたくさん練習できる環境があって、毎日疲れてヘトヘトな人が、休息の時間を削ってVRIをすれば海上でのパフォーマンスが落ちてしまう。
・ゲームというものにそもそも慣れておらず、VRI独自の操作の感覚を学ぶのに精一杯で、ヨットレースのことを深く学ぶレベルまで到達できずにいる。
・VRIでパイレーツ行為を受けるたび、気分がひどく荒ぶってしまったり、落ち込んでしまったりする。
・すでにめちゃくちゃ上手い。

このように想像の範囲ですらスラスラたくさん出てくるわけですから、現実にはもっと多様なケースが存在するはずです。というわけで、タイトルに対する答えが出ましたね。

ヨット部現役時代、VRI脳に洗脳されていた私は後輩に対して「インカレで結果を出すためには、海上練習だけしてても駄目で、VRIを活用しないと不可能だよ」という主張をし続けていました。これは、私の中では絶対的に正しい主張でした。
経験者がたくさんいるチームや、経験者がいなくても上級生が多いチームであれば、VRIにそこまで頼らなくても何とかなるでしょう。
そのどちらでもないようなチームは、どんなに海上練習を効率化しても(私の知っている)理論上、選手層の厚いチームの練習効率に勝ることはありえず、全日本優勝の希望を持つことは許されません。でもVRIがある現在の環境なら、どんなチームでも全日本優勝を達成しようと本気で思えば、達成できるはずです……というのが、VRIをスマホでプレイし続けたことによって視野の狭くなった私が考えていたことでした。
視野を広く持てば、VRIを使わずに強豪校より上手くなる方法が見つかるかもしれません。私はそれを見つけることができない身体に改造されてしまったので、その方法を求めている方は自分で探してくださいませ。もし見つけたら、私にこっそり教えていただきたいです。


Seanさんがステキな関西弁ではっちゃけたブログを連投したので、バランスを調整するためにやや真面目なテーマを扱ってみました。
次の投稿では、伸び伸びした文体で書きなぐってやるんだから!(何書こうかしら)

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