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マッチレースについて(優月)

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こんにちは! 優月です。
突然ですが皆さんはヨット競技と聞いてどのようなイメージを持ちますか?
大学からヨットを始めた人はキングオブスポーツや海上のチェスという謳い文句を新入生歓迎で聞いたり、伝えたりしたのではないでしょうか。
私自身もヨット競技と聞いて思い付くのはクールなイメージやスポーツらしい熱々なイメージでした。
しかし、先日のSaturday Night regattaでの敗戦をきっかけに、新しいイメージを抱きました。
ヨットは格闘技だと。

事の発端はSohei Nipponさんとのマッチレースでの敗戦。その日のフリートは最終レースで1位、2位によるマッチレースが行われました。当時はマッチレースには苦手意識があり、そして、強くもなかったです。案の定、シバかれました。
敗戦の、苦手意識の原因はマッチレースに対する意識の低さでした。
大学ヨット部は一部の大学を除き、マッチレースなどの少数対少数のレースの機会に恵まれていません。なぜなら、多くの大学の目標であるインカレがフリートレースであるため、マッチレースに意識が向かないからです。マッチレースのセオリーを言える学生さんはどれほどいるのでしょうか?フリートレースのセオリーに対して認知度が低いことは想像に難くないでしょう。
かくいう私もマッチレースへの知識はほとんどありませんでした(というか今も絶賛勉強中ですが)。
そして、悪いことにマッチレースに対して、どこか、邪道というイメージを持っていました。海上のチェスというイメージから戦術重視のマッチレースより戦略重視のフリートレースの方が好きだったんです。
vs Soheiさんでの敗戦で意識改革が起きました。これではダメだと、勝つためには得意にしなければ。

マッチレース強化としてはじめたのは match race league への参加です。このリーグにはNations Cupに出てくるような猛者やWorld Championが参加しています。
最初はバチこりとシバかれて連戦連敗。しかし、やってるうちにセオリーというか ”やったら負ける” ”やったら勝てる” 行動がわかってきました。艇による特徴もある程度把握。F50<J70<starの順で下位艇のチャンスが多いです。

starの風の振れなんて関係ない1vs1のシバきあいに徐々にハマりました。以前に年配の方が「ヨットレースは格闘技だからな。気力がいる。けれども辞められない。」と仰っていました。当時は理解できなかった。しかし、今ではなるほど、確かに格闘技だと思います。

バトルロワイアルゲームで例えるとフリートレースとは1位を目指す、そしてマッチレースは建築バトル(フォートナイト)のように1vs1。全く違った面白さがあります。

マッチレースの面白さはVRIをやらなかったら知ることはなかったです。皆さんもヨットの新しい面白さを知るための新しいことを始めては如何でしょうか?

そしてマッチレースの対戦はいつでも受付中です!

次回はチームレースについて書こうかなと思います。

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