カスタムのすすめ (KG-R)

ブログが思いつかなくなってしばらくたつ。ここのブログが更新されなくたって、誰も気にしないことはわかっている。それでもブログは更新したいと思う。今ならわかる、他のクラブメンバーがなかなかブログを投稿できない理由。そうたやすく書きたいことは生まれない。ブログの他にやるべきこと、やりたいことがある。それらをさしおいてブログを書くなら、自分にとっても読者にとっても何かしら価値のあるものにしたい。しかし、書いたり読んだりするのに値するような話がなかなか見つからない。気づかないうちに、私はこれまで多くのブログを残してきたようだ。１回書いて満足したテーマ、何回か書いて満足したテーマ、無意識に何度も扱ってしまうテーマ、いろいろある。ブログを書けば書くほど、新鮮なテーマはなくなっていく。何でもありの個人ブログだったらそんなことにはならない。ここのブログの内容は、eセーリング、VRI、セーリングに少しでも関すること。範囲が限定されているから、ブログがしばらく書けなくなってもしかたない、と思いたくなる。それでもブログは更新したい。より正確に言うなら、ブログを更新できるような姿勢を保ちつづけたい。私がブログを更新するときは、何かしらの考えがまとまって納得したとき、頭をグルグルする何かについて考えをまとめようとするとき、新しいことに気づいたとき、新しい経験をしたとき、うれしいことやくやしいことがあったとき、などなど。私が鈍っているとき、私のブログは生まれない。私がいきいきしているときに、私のブログは生まれる。難しいことだろうけれど、私はつねに新鮮でありたい。目の前で起こっていることすべてに赤ちゃんのような好奇心を持ちつづけたい。

ここまでの文章は正直自分のために書いたので、読みとばしてもらっても大丈夫です。読みとばした方のためにひと言でまとめておくと、赤ちゃんになりたい、という内容でした。
ダラダラと文章を書いているうちに、書けそうなことが浮かんでくるのだから不思議です。今回は２人のプレイヤーの行いに目を向けます。１人ずつ名前を出せばブログを２本書けないこともないですが、ぜいたくにいきましょう。

私が最近注目しているのは、FC RICHさんとDNS-Yuko/600円さんです。この２人、実力はもちろんあるのですが、私がこの２人をすばらしいと思うのは、練習レースを積極的に主催してくれるからです。日本VRIクラブやEGOK（eセーリング学生王者決定戦）のサーバーでは、カスタムレースによる練習を誰でも呼びかけることができます。でも、呼びかける人はそれほど多くはいません。そんななか、この２人は自ら進んで動いてくれます。
一時期は私も練習レースをこまめに主催していましたが、なかなか続けられるものではありませんでした。それがわかっているからこそ、この２人の勢いが少し落ちついたときはちょっと気合いを入れようかなと思います。

わざわざカスタムレースで練習しなくても、緑レースで練習できるのだからそんなに褒めることではないのではないか、という疑問もなくはないと思うので、それぞれの長所と短所を並べておきましょう。
まずは緑レース（名前にTrainingが入っていて２４時間年中無休のあれ）から。長所は、好きなときに気軽にできること、確実にある程度の人数が集まること、宝箱がもらえること、ランキングがあること、など。短所は、艇種・コース・人数・風速が選べないこと、人によってはレベルが物足りないこと、顔なじみが少ないこと、など。
一方、カスタムレースの長所は、好きなときに好きなようにレースを組めること、特定のプレイヤー（友人やライバル）を誘えること、など。短所は、人を多く集めたいときは事前に告知するなど若干の手間がかかること、宝箱がもらえないこと、など。

ずらずらと一般的な長所短所を並べただけでは、カスタムレースの真価は見えてこないかもしれません。ここからは私見もまじえましょう。
私は、友人知人がカスタムレースを作っていると、そこまでやる気の出てない日でも、つい参加したくなっちゃいます。緑レースはいつでもできるがゆえに、今日くらい休んでいいかな、とか、この艇種はいいや、とか、微風いやだな、とか、なにかと言い訳を見つけてさぼってしまいます。カスタムレースなら、この人に勝ちたい、とか、この人とのレースを楽しみたい、とか、レースするきっかけをつかみやすいです。
カスタムレースでは、eセーリングの練習がはかどるだけでなく、他のプレイヤーとの交流を深められやすいことが魅力であり、真価だと私は思っています。「練習やるよー」みたいな呼びかけがあったら、その人のことをたとえ知らなかったとしても、参加してみて、レース後にメッセージを送ったりしてみるのがおすすめです。「練習やるよー」と呼びかけるのも、もちろんおすすめですよ。

以上、EGOK、全日本選手権、世界選手権終盤戦、など数々のイベントがせまっていて楽しみなKG-Rでした。