バーチャルレガッタ講座

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eセーリングお嬢様 (KG-R)

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2021年のクラブチャンピオンシップ(以下クラチャン)が終わったということで、クラチャンの存在意義などについて書こうと思います。

クラチャンは、毎年の年末あたりに開催する大会として私が提案して、2020年に始まった大会です。日本セーリング連盟が運営するEJC(全日本大会)がありながら、なぜクラチャンを開催するのか、そのあたりの事情が気になる人、たくさんいるんじゃないでしょうか。このブログを最後まで読めば、何もかもがわかってしまい、夜ぐっすり眠れてしまうおそれがあるので、気をつけて。

まず基本事項から。日本VRIクラブのチャンピオンを決めるのがクラチャン、日本のチャンピオンを決めるのがEJCです。
2020年のクラチャンとEJCは、参加資格からフォーマットまで、そこまで大きく違う点はありませんでした。EJCはナショナルチーム選抜大会としての役割があって、クラチャンはそれだけで完結。重要な違いと言ったらそのくらい。
2021年は、EJCに大きな変化がありました。JSAF会員であること、かつ参加費を払うことが参加するために必要でした。これはまあ、大人の事情というやつでしょう。リアルセーリングに比べれば参加者の負担は軽いとはいえ、2020年に比べて参加しにくくなったことは事実です。そしてフォーマットはユニークになりましたが、リアルセーリングのほとんどの大会と同じ、フリートレースだけで優勝者を決めました。

一方のクラチャンはどうでしょう。参加資格は2020年のをコピペしたはずなので同じ。つまり、日本VRIクラブに参加していれば誰でも参加できる、ということです。つまりつまり、無料かつ参加手続きが簡単で、参加しやすい大会のままです。今後も参加資格を変えることはないでしょう。
そしてフォーマットはというと、自主運営の非公式大会なので何でもあり。2020年大会の全艇種使用ノーカット(AC75はドタキャン)最後マッチ、というフォーマットはやや特殊でしたが、それなりに平凡でした。ちなみに優勝者をマッチで決めるフォーマットは、Sail GPを参考にしたんだと思います(クラチャンのフォーマット作成はKG-R担当です)。
2021年のゴールドフリートのフォーマットを平凡なフォーマットと言いすてるのは、難しいでしょう。フリートレースから不慣れなコースを走らされるは、準決勝進んだらチームレースやらされるは、決勝進んだらマッチレースやらされるは、とお祭り騒ぎ、乱痴気騒ぎ。
このフォーマットは適当に考えたわけではありません。どんな形式のヨットレースでも強い者が真のチャンピオンじゃないか、という考えのもと生まれたのです。2020年のフォーマットは、全艇種を乗りこなす者が真のチャンピオンじゃないか、という思いで生まれました。
そう、クラチャンとは、本当にeセーリングを知っているのは誰なのか、eセーリングを遊びつくしているのは誰なのか、を決める大会なのです。参加資格が緩い理由は、そこにあります。(私が考える)真のチャンピオンは誰なのか。それさえ知ることができればいいのですから。
クラチャンのフォーマットは、クラチャンでは二度と使いません(当分はそのつもり。他のイベントで少しまねることはあるかも)。2022年大会も、一風変わったフォーマットを用意するのでお楽しみに!
ちなみに、今回のフォーマットは自力で思いついたものではなく、ジャンププラスに連載中の漫画「ゲーミングお嬢様」での大会「EJO」をパクったものです(2人チームを組んでトーナメント。優勝チームの2人が最後は敵同士になって決勝戦)。ままままま、いいアイデアはリスペクトを込めて使わせてもらわないともったいないですから。

シルバーフリートについて最後に書こうと思ったのですが、シルバーフリートの存在意義については今さら論じるまでもないので、ひと言だけ書きます。
どのレベル帯のプレイヤーにも楽しんでもらえるレースを提供する気持ちはいつまでも持ち続けていくので、ヨットレースが好きな人は日本VRIクラブ主催の大会に集まろう!

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