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JVRIC会議2025 #2

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日時)2025/6/15(日) 21:00~23:00
議題)ネーションズカップへの思い

会議録音)

議事録)
KG-R:
ネーションズカップへの思いについて話したい。
尾形さんに質問。尾形さんとして、あるいはJSAFとして、ネーションズカップはどういう立ち位置なのか?

Ygo31(尾形さん):
逆に皆さんにお聞きしたい。ネーションズカップは特殊な団体戦。元々、JSAFとして選手に協力できることがネーションズカップくらいしかない。皆さんは個人戦とネーションズカップのどっちに比重を置いているのか。

JPN985:
年の半分がネーションズカップ、もう半分が青レースとかの個人戦。1年間で2種類のレースを楽しんでいる。

KG-R:
二期作(二毛作?)みたいな感じですかね。片方に熱を入れてる、というわけではない?

JPN985:
本来はフリートレースが好き。フリートレースだけでは学べないことを、チームレースで学んでいる。

Ygo31:
インカレも似たような感じですよね。個人戦もあるし団体戦もあるし。

JPN985:
趣がちょっと違うので、違う楽しみ方がある。

KG-R:
だいたい985さんと同じ考え(だった)。去年でプロとしての活動は終えて、世界選手権でも一定の結果が残せたので、今後はどちらかというとネーションズカップに力を入れたい。この会議もその取り組みの一環。
個人戦の世界大会決勝に進出する他の選手のサポートもできるならしてみたい。

Ygo31:
今年でネーションズカップは6回目。日本はチームでまとまって準備できてるように見える。他の(リアルの)大会とかと重なってスケジュール調整が難しいかもしれないが、優勝目指してがんばってほしいという気持ち。
ただ、朝や夜の試合が日常生活に負担になっているのでは。チームの体制(人数など)を今後どうするかを皆さんに聞いてみたい。

KG-R:
人数は多めに用意しておいたほうがいいと思う。女子選手は少なく、男子選手も学生が多くて日程調整が難しいので。
JSAFの予算ってどんな感じ?ネーションズカップのための予算とは?VRやWSとの契約費(≒ネーションズカップへの参加費)があるんですよね?

Ygo31:
予算はその契約費のみですね。

KG-R:
それなら、お金を使って人を動かすみたいなことはできない?チームのコーチや監督を雇うなど。

Ygo31:
リアルセーリングのコーチみたいな感じですかね。(できなそう)

KG-R:
あとは広報活動にもっと力を入れるとか?去年はネーションズカップの毎試合の告知や配信を僕がやっていたけど、そのままでいいのか。

Ygo31:
広報・発信に関しては、JSAF内で話し合いが行われている最中。現状は、各団体でアカウントを持って自主的に発信してもらっている。JSAFとしてどうやっていこうかは委員会や人を動かして模索中。

Nananana:
私はVRを始めたきっかけとか経過が皆さんと違う。皆さんはネーションズカップに出るため、個人戦でワールドに出たいと思ってやってるかもしれない。私はVRを人から教えられて、たまたま時間が余っていたので始めた。好きなセーリングができると思ってずっとやってたら、不思議と結果がついてきて今この立場にいる。今は不安しかない。現役のときはフリートレースしかしたことがなかった。
この前、ネーションズリーグ(チームレースの非公式イベント)に参加したときに、すごいご縁が広がって、皆さんからアドバイスをいただいた。上達にもつながったけど、ご縁が広がったのがなによりもすごくうれしかった。
もしネーションズカップで日本チームがひとつになって優勝できたら、ものすごく盛り上がるだろうと思う。でも実力が一番ついてないのは自分だと思ってるので、どうしたものだろうかというのが本音。
そもそも、選ばれるかどうかもわかってない。個人的にも参加できるかわからない。それでも皆さんと夢を追いたい。

Ygo31:
毎年女性1人で負担があるだろうなとは思っている。今までナショナルチームが決まる前にこうした意見交換をしたことはなかった。皆さんの意見を聞きながら検討していきたい。

KG-R:
やっぱりネーションズカップで交流がより密になるというところと、結果的に個人戦も練習を一緒にしていくことで全体的にうまくなっていくのかなと思った。
自分の思いをもう少し話してみる。個人戦で得られる達成感と団体戦で得られる達成感はけた違いなんじゃないかと思う。eセーリングでもリアルセーリングでも団体戦を大事にしていきたい。ただ勝つだけじゃなくて、試合までの過程をチームの皆さんと味わっていければと思っている。感動を共有したい。

Ygoさんに聞きたい。eSailing委員会の目指すところは?

Ygo31:
元々は普及のため。競技推進グループというところで今度eSailingが整理される。元々は、あらゆる壁なく多くの人がセーリングを楽しめるツールとして、現役のセーラーが練習をするためのツールとして、eセーラー同士が交流するためのツールとして、などなどの目的だった。最近は選手の活躍が目立っているので、競技推進も今後はやっていく。普及と両輪で。

KG-R:
競技推進グループ?

Ygo31:
JSAFの活動は基本的に会員費でまかなっている。あとは、環境やセーリングに興味のある企業から協賛していただいてる。
一般の方にもヨットを見てもらいたい。そこを展開していきたいけど、実際はそこまで手掛けられていない。

KG-R:
eSailingの競技推進の話は最近?

Ygo31:
元から普及と競技のどちらにも関わっていると(JSAF内で)主張してはいたけど、なかなか伝わらなかった。最近になってようやく、選手の活躍を聞いて徐々に興味を持ちはじめてくれている。でもまだまだ。具体的な改革には至ってない。

KG-R:
eSailing委員会の活動目的は、JSAFの理念に沿ってる?

Ygo31:
そうですね。毎年もそれに合わせて実施計画や方針を提出している。

KG-R:
自分も個人的に似たようなことをやろうとしているけど、やれることが広すぎる。一か所に集中すべきかどうか悩んでる。話し合いでその方針を立てるのがいいのかなと思った。

会社にいたとき、計画を出していたけど、数値目標を立てるのがうまくいかなかった。雲をつかむ感じ。

Ygo31:
最初のほうは各所でeSailing体験会をひらいていた。でも関東の学生ほど盛んにはできてない。競技についてはJVRICにお任せしてる。

KG-R:
Ygoさん自身のビジョンは?

Ygo31:
ヨットに関わり続ける人を増やしていきたい。社会人になったらクルーザーに行くくらいしかなかったのを、選択肢のひとつとしてeSailingを提案。
その目的は第一だけど、結果は結果で期待している。

KG-R:
JSAF内でもっと注目してもらうには、わかりやすい結果がやっぱり必要?
JSAF外の組織や企業にも注目してもらいたい。

Ygo31:
それはそうですね。協賛企業が増えれば、もっとJSAFの取り組みを充実できる。
JSAFとして、セーラーと一般の方の交流を増やしていきたい、という方針を今後発信していく。インクルーシブやesailingに関しても発信していく。

JPN985:
ネーションズカップの日程はまだ決まってない?

Ygo31:
まだ決まってない。オリンピックのイベントを想定してのスケジュールで、今後はよくわかってない(オリンピック大会は2027年に延期)。皆さんのほうが詳しい?スケジュールがわかってたほうが練習しやすいですよね。
(ネーションズカップの人数やメンバーの条件などの話がJPN985さんとしばらく続く)

JPN985:
フリートレースの練習会も飽きてきたので、定期的にチームレースの練習会をやってほしい。

KG-R:
それはJSAFの練習会のこと?

JPN985:
JVRICでやる練習会のこと。

KG-R:
大学生などはやはりフリート練習の需要があって、先週も横国が呼びかけていた。その時間にチームレース練習会はひらかないほうがいいかなと。ぜひ練習会の呼びかけをしてもらいたい。

Nananana:
チームレースをまだまだわかってないので勉強中。焦りがある。それを解消するために自分なりに対策して練習している。実践的な部分でやっていかないと間に合わないのかなと思っている。自分のために今の時点からどんどん練習やりたい。

JPN985:
やっぱりNanananaさんは、チームレースを考えるよりかはフリートレースをもう少し考えたほうがいいかもしれない。スタートを決めてフリートをコントロールする、みたいな。緑レースで70点くらいをコンスタントに取れることを目標にできれば、チームレースでももっと戦えそう。艇種の特徴の違いを体で吸収していきたい。チームレースの意識をしすぎないほうがいいかも。

KG-R:
焦りは、チームレースの実力だけでなく、フリートレースの実力からも来ているのかも。さっきの話を逆に考えれば、フリートレースの上達が最近目覚ましいので、チームレースも上達しているはず。

Nananana:
成長している実感はない。男子と女子の差を明らかに感じる。女子枠があるからたまたま入れたと思っている。もうちょっと自分が速くなるにはどうしたらいいのかと常に感じている。

KG-R:
練習量で見るとNanananaさんが多くの男子よりも圧倒的に多い。挑戦する姿勢は誰よりもすごいと思う。

Nananana:
結果がついてきてほしいと思う。若者と伸びが違うなあと。
以前、交通事故があって1か月ギプスをつけてたときにeSailingが支えになった。今までやってきたヨットの練習がためになった。皆さんとつながっていることを実感した。全部JSAFの思うツボにはまっていたんだなと。

Ygo31:
eSailingでつながりができて、皆さん競技性を求めている。皆さん負けず嫌いで挑戦をやめられなくなってるんだろうなと。最終的にはネーションズカップや個人戦の成績につながって、他の方がそれを見てもっと上を目指そうと思ってくれているのかなと思う。もっといい成績を出すためにはどうすればいいかと考えている。こうやって要望を発信していくのが大事だと思う。

Nananana:
これは個人的な意見。ナショナルチームにあたっての心構えを指導していただける方がいればいいなと思う。私から見たら、皆さん憧れの方々。今しゃべってるのが不思議なくらい。皆さんボイチャやDiscordのやりとりに慣れてると思う。あとはポジティブシンキングなどにも。去年まで3位で、あと一歩上にあがるには、どう考えるといいのかというのを、そういうのをコーチングで聞けたらいいいい。

(ここで動画1:00:55 あたり)

KG-R:
まさにそういうことを、こういう機会に話せると思う。それはレース直前に話せればいいか、今から話しておきたいか。

Nananana:
それはわからないけど、やっぱり日の丸背負うと、バルクヘッドに上がってた写真とかでいろんな人に見られる。多くの人に憧れられる存在。そういう状況での心構えを整えたい。

Flying_BOSS:
心構え、覚悟、緊張感とかどうなんだろう。今はKG-RさんとかFCさんとかが、毎年勝つためにひっぱっていて、その他の人たちがついていくような構図に見える。僕は緊張感をもってやってる人間ではないので、そういうのをかっこいいと思う。もっとしっかりやったほうが結果につながるんだろうとは思うけど、社会人も多いのでそこまで準備ができるかわからない。
日の丸を背負っているという自負はそこまでなかった。

JPN985:
O型なので僕もそんな全然思ってない。

Flying_BOSS:
Tell taleチャンネルとか見て、風を読めるようになったら勝てるようになっちゃったというだけ。

Nananana:
皆さんのモチベーションがすごい。私はガチガチになってしまう。キャパが足りない。

KG-R:
僕の例年の心境。日本代表というよりかは、トップ層の一員としてひっぱらなきゃと思ってプレッシャーを感じるときもある。1回目の大会から胃をキリキリさせながら試合に臨んでた。特に最初の1、2回は自分が勝たなきゃと思ってたけど、最近は選手層が厚くなったので自分が負けても大丈夫だなと。ただ、これまで以上の結果を目指すなら、やっぱりチーム全体で意識を変えたほうがいいのかも。変えないまでも、どう思ってるかを共有するだけでも効果がある気がする。

Nananana:
やっぱり、声だけのコミュニケーションなので、男性の声は人によって誰が誰だかわかりにくいことがある。よくしゃべっている人だったら人柄とか口癖とかも分かってくる。チームレース中、誰が誰に言ってるか分からないことがあるので。皆さん忙しいとは思うけど。
ネーションズカップのときだけ集まって、終わったらすぐ解散、というのだと、チームメイトの人となりを知るのに時間がかかる。

KG-R:
日本語は目的語も主語も省略するから、分かりづらいときがありますよね。
決起集会みたいなものを毎年やるようにして、改めて思いを共有する場を設けるのもありか。スローガンとか目標とかを全員で確認する作業したい?

Flying_BOSS:
練習方法として、スタボアタックの練習みたいな基礎練をやってみたい。練習試合ではなくノックみたいな。

KG-R:
そうですね。スタ練ならたまにやってきたけど、レース中の動きを繰り返し練習するのはめったにしないので、いいと思う。

Flying_BOSS:
あとは、反対海面の敵味方を意識しながら、近くの敵を攻撃する練習とか。でも、実践練習でやるしかないのかな。

KG-R:
ノック練をやるかはおいといて、チームレース戦術のチェックリストを作って共有するのはいいかも。

Ygo31:
毎年10v10の練習もされたいんじゃないかと思ってる。サポーターとかに声をかけて練習相手を見つけるのがいいのかなと。5v5とかなら自分たちで集められるとは思うけど。横国に協力してもらうとか。

KG-R:
去年は大人数のチームレースは1試合につき1回しかないので、以前ほど重要ではなくなった。去年の練習方法としては、コードなしでカスタム立てて国内外のプレイヤー問わず集めてやってた。
今度のおっさん対若者でも大人数のチームレースができる。それきっかけでそういう練習をできたらいいなと。
日本代表の意識については何か意見ありますか?

Ygo31:
大会の前とかにあるといいのかなと思う。直前になれば気持ちは一緒なのかもしれないけど、今までそういう機会を作ってこなかったので、これからは皆で共有するものがあると今までと違う何かが生まれるのかなという気がする。いつ何を話すと効果的なのかを分析するともっといいのかも。

KG-R:
僕としては、Ygoさんにも日本チームの一員として、そういう場で思いとか考えを共有してもらえるとうれしい。JSAFの方々とも一緒に戦いたい。そうしたらナショナルチームの力を引き出せそう。

Ygo31:
これまでは選手の皆さんに競技に集中してもらおうと思って、あまり干渉してこなかった。こういう意見交換の場は私としてもありがたい。

KG-R:
ozuyLさんのネーションズカップへの思いとか意気込みを聞きたい。(これまでの話を要約して説明)

ozuyL:
目標は優勝ですよね。

KG-R:
個人戦と団体戦のどっちに重きを置いてるか。

ozuyL:
青レースはそこまででもないかな。フリートでもチームでも、楽しいレースができればいいやというのが根底にある。そうはいっても負けると悔しい。でもいい勝負ができればいいかな。
シーズンファイナルとかセミファイナルとか、いいレースだったと思って終われてはない。今はNanananaさんの成長を見守るのも楽しい。

Nananana:
心身面も技術面もまだまだ。ご指導をお願いします。

ozuyL:
Ygo31さんへ。NanananaさんはVIPをつけずにやってるので、VIP付与を早めにつけていただけると助かる。

Ygo31:
ナショナルチームのメンバーが決まればVIP付与はできると思うけど、まだスケジュールがわからない。メンバーの構成条件も未確定。

KG-R:
FC RICHさんのネーションズカップへの思いも聞きたい。

FC RICH:
個人的には、やるなら優勝を目指したい。本気で優勝を目指しはじめると、それはそれでチームの分断を招きかねない。一部は意識高くて、新しく入ってきた人とは熱量の差がある。あまり目標がある気にはなりすぎず、チームレースの楽しさを追求していきたい。

KG-R:
ちなみに2年前出場したと思うけど、そのときはどういう心持ちだったか。

FC RICH:
意識の持ち方はいろいろ試した。トップとしてとか、TRLをやってるときと同じようにとか。でも結果はそんなに変わらなかった。各々が一番いいパフォーマンスを出せるように、各々が意識を変えていく必要があると思う。自分もメンタル面はまだまだ。本番に近い実践練習で、そういうところを試していったほうがよさそう。事前に話すことも大事だと思う。
(またナショナルチームの人数の話)

Ygo31:
去年は14人。一昨年は10~20。例年、わりと大会直前に発表される。

Nananana:
たしかに、温度差とか、考えがバラバラになるのはわかる。FCさんも精神状態を重視してるんだな。出るだけでドキドキする。

KG-R:
ばらばらになるのはやっぱりさけたい。去年までを振りかえってみると、話しあう時間がないこともあって、バラバラだった。皆、漠然と優勝を目指していた。

ozuyL:
そうすると、どういうふうに意識すればチームが一丸となるのかなあ。

KG-R:
さっきozuyLさんが言ってたように、勝ち負けを重視するのではなく、いい勝負をする、というのを第一にすれば、負けたらどうしようと思ってる人の心が少しはラクになるのかな。

Nananana:
口では優勝したいと言ってるけど、今年から参加する身としては、それって棚ぼたやなとも思う。優勝、優勝と言われるとプレッシャーに感じる。やっぱ、楽しいっていうのは大事。そのさじ加減が難しい。
練習でさえ、チームで勝ったらうれしい。逆に負けたら悔しい。皆に迷惑かけたくないので、とにかく練習したいと思っている。

KG-R:
楽しみながら上を目指す、という意識を今後の練習でしていきたい。
ナショナルチームの外から優勝を期待されたとき、どういう気持ちになるのか。僕はこれまでの世界選手権とかで期待されたとき、プレッシャーを感じた。
今日はこのへんで。今後またいろいろ話していきましょう。

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