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負けてばっかり(FC RICH)

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初めまして、FC RICHです。

 本ブログでは、私の短いヨット歴とVirtual Regattaについて書かせていただきます。拙い文章ではありますがお付き合いください。

 大学のヨット部に入部して、2年生の冬に先輩の勧めでVirtual Regattaをはじめました。レース履歴を見ると、初の緑レガッタは48/12レースも出てたったの35.2点でした。覚えていませんが、初めから中毒だったようです。

 翌年の3月、三重県で遠征をして2週間が経つ頃にコロナウイルス感染拡大に伴い大学からの要請で部活動が停止しました。ここから、大学ヨット部は活動停止と規制付きの活動を繰り返すことになりました。

 自分の大学は特に活動の規制が厳しく、その年の洋上練習は例年の半分にも及びませんでした。自粛期間中、部の先輩方が自由参加という形でVRIの大会を開いてくれたりしましたが、この頃私はVRIがリアルセーリングに活きるのか懐疑的で、適当な理由をつけて参加しませんでした。それどころか、セーリングに対するモチベーションを保てておらず、長い長い活動停止期間の中で退部さえ本気で考えていました。

 ヨット部は短い練習期間の中でなんとか地方予選突破を成し遂げたものの、本大会では良い結果が出ませんでした。私より技術も知識も圧倒的に上の先輩方が全国で通用しない現状に、絶望さえ覚えました。何かを変えないと勝つことはできないと感じましたが、それが何なのかさえわかりませんでした。

 この頃私は日本にVRIのコミュニティが存在すること、全日本大会や世界選手権があることを知りませんでした。11月、FacebookのeSailing Japan fan groupの投稿から国別対抗戦に日本代表が出場していることを知りました。その大会でフランス代表を撃破した試合をYouTubeで観たときの衝撃と感動は今でも鮮明に覚えています。

 冬の間、部活では敗因や変えるべき点を探すべくTrac trac (リアルの大会での艇の動きを見ることができるアプリ)の解析等を進めました。さらに私は国別対抗戦に影響されてVRIに力を入れていました。翌年の2月にはJVRICに参加したことで、VRIでのコース引きの知識が急増しました。また、eGOKに強豪校の選手が多く参加していたことや、トップセーラーがVRIをリアルのトレーニングとして推奨していたことから、VRIで得た知識の中には部の強化に還元できることもあるのではないかと思い始めました。

 冬が明けても部活動は相変わらず活動規制の影響で遠征も練習もできませんでした。私は日本代表を目指してeSWC予選へ参加しつつ、部内では後輩の手を借りてリアルでのコース引きの考察に時間をかけ、そこにVRIも取り入れたりしました。部活の練習が再開された後、コース練習や他大とのレースを通じてVRIは本当にリアルのコース引きで活きることを実感しました。自粛期間に誰よりもコースを研究して実践を重ねたことで、VRIとリアルセーリングにおいてコース引きに自信を持てるようになりました。そして自粛中の努力が実り、私はVRIで代表に選ばれ、部活は厳しい活動規制があった中でインカレ本戦出場を決めました。

 それでも、全日本インカレで自分のコース引きは通用せず、VRIの国別対抗戦もフランスに前年のリベンジを許してしまいました。自分の実力の無さを感じ、今までの努力は全く足りていないのだということを思い知らされました。そして、部活もVRIも、もう二度と組むことのないチームのメンバーに対して名残惜しさと申し訳無さでいっぱいでした。

 今の私は、これらの敗北による悔しさを原動力にVRIをプレーしています。今年に入ってもeGOK、eSWC Season1 Finalと負けてばっかりです。それでも、今度こそ大きな大会で結果を残して、最後にチームの皆と祝杯を挙げられたらと思っています。

 今年の私の目標は、Nations cup ベスト4と、フランス代表に勝つことです。

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