バーチャルレガッタ講座

いつでもどこでも誰でもeSailingを楽しもう!

J/70

コメント(0)

艇種紹介、J/70です。

艇の概要・スペック

実艇

グラスファイバー製のJボート。大面積の非対称スピンが特徴。世界選手権などは4名で操艇する。

VRI上での特性

Polar Diagram - J/70
J/70のPolar Diagram(風速20kt)。ジェネカーで大きく加速する。リーチングで積極的に張りたい。下りピンチは不可だがドライブはできる。
クローズは19kt以上で振れ中心になる。ランニングは、ブローに素直に感応する。
上り限界〇15°
ピンチング〇可能 +5°ぐらい
最大艇速到達時間〇普通
クローズVMG40° 6.0kt
ブローでの艇速変化
(上り)
△少ないが風速20kt・
艇速6ktまで微増する。
上りドライブ
(VMGから更にベア加速)
◎大きい
ジブアビーム最高速85° 8.7kt
スピン判断角度・セット時間75° 3.0s
スピンリーチ最高速135° 13.0kt
ランニングVMG141° 11.5kt
下りブローでの艇速変化◎大きい
下りドライブ
(VMG最高速からラフ加速)
〇ややあり
下りピンチング×失速大きい
(いずれの数値も、風速20kt条件下の測定値)

総評・コツ

ベア加速が比較的大きいので、スタート時や微風のタック時に有効。風速19kt以上ではブロー感応が無いので、振れで走ります。微風・中風ではブローでも差がつくバランス型。下りはブロー中心。ブランケの影響も大きいためコース選択・対艇戦術・操艇の全て問われます。

 

艇の特殊操作・戦術

VRIで最もオーソドックスな艇

艇の帆走特性やティラーの反応、ブランケの影響が平均的でわかりやすく、初心者から上級者までボートハンドリングの練習に最適です。チームレースや、eSailing体験会などでも多用されます。J/70の操艇は、全ての艇の基本であるといっても過言ではありません。

ジェネカー・リーチングがとても速い

80°、強風時は75°ぐらいからジェネカー(非対称スピン)が張れます。ややシバつくぐらいでもジブより艇速がかなり速いので試してみてください。30°近い極大な右振れの際は、オフセットマークではなく上マーク回航直後にホイストすることもありますが、タック前にホイスト動作を始めると、タック中に失速して旋回できなくなるので、必ずタック完了してからベアウェイセットを開始しましょう。

コメントを書き込む


Protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

まだコメントがありません。

×