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補助輪 (KG-R)

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前置きを用意するのに疲れたKG-Rです。本題を頑張るので許してください。そういえば、年明けましたね。

自転車に乗る練習は、ほとんどの人が幼少期に経験していることだと思います。
いきなり一人で乗りこなせるようになるのは難しく、段階を踏んで自転車に慣れていくのが通例ですよね。補助輪つきの自転車でペダルのこぎ方を学び、補助輪を外した後は親に押してもらったり支えてもらったりしながら乗ってバランス感覚を学び、支えなしで乗る時間を少しずつ増やしていき、転んで怪我して泣いてを繰り返すことで、ようやく自転車に一人で乗れるようになります。
冷静に考えると、疑問が湧いてきます。

「なぜ補助輪を外す必要があるのか」

補助輪をずっとつけていれば、転んで怪我して泣くことなんてないし、自転車は安全な乗り物であり続けます。それなのに、街中で補助輪をつけているのは小さい子だけで、小さい子以外は補助輪をつけていません。私もつけていません。
理由は単純です。補助輪をつけていると、転ばないかわりに小回りが利かなかったり、スピードを出しにくかったりするからです。機能性を代償に、安全性を与えるもの、それが補助輪です。
自転車の能力を最大限発揮するためには、転ぶリスクを承知で補助輪を外さなくてはいけません。また、自転車を操る人の身体感覚が磨かれていなければ、自転車の能力を引きだすことはできず、身体感覚を養うためには、補助輪のついていない自転車に乗る必要があります。

補助輪をつけてぶいぶい言わせていた幼少期の頃の自分を想像してください。今、あなたは自転車の競争大会(幼少の部)を十日後に控えています。その大会で勝ちたいあなたは、補助輪を外すことに決めました。
大会当日、周りの選手は自信満々に補助輪をつけてきている中、あなただけ補助輪を外して参戦。結果は惨敗で、他の選手から補助輪をつけた方がいいんじゃない?と言われました。悔しいあなたは補助輪なしで練習し続け、自転車を乗りこなせるようになり、翌月の大会でぶっちぎりの優勝を果たしましたとさ。めでたしめでたし。
ここまでの内容を読んだ方は、次のような疑問が出てきたと思います。

「なぜVRIクラブのブログで、自転車と補助輪の話をしているのか」

答えましょう。自転車と補助輪の関係は、VRIにおけるヨットとレースアシスト(レースヘルプ)の関係と同じだからです。
私がノーアシストにこだわっているのは、非合理的なプライドによるものではなく、勝つための合理的な選択というわけです。ノーアシストは、勝ったときの達成感を増幅させてくれる薬としても働き、その中毒性は高めです。一度この達成感を知ってしまったら、アシストありにはもう戻れなくなってしまうので、気をつけてください。

伝えたいことをまとめると、便利なものにはデメリットがつきまとうよ、ということ。そして、ノーアシストは楽しいよ、ということです。転ぶのもまた一興です。そんな私ですが、VIP機能は使っています。
アシストがあるからこそ気付けることもあるので、アシストの存在は大切だと思っています。アシストつけてて気付けることなくなったなあ、とか、ベストVMGつけてると暇だなあ、とか、アシストって時々裏切ってくるよなあ、とか思ったときに、アシストなしで遊んでみてはいかがでしょうか。

あーだこーだ語ったものの、アシストありのトップランカーもいれば、アシストなしのトップランカーもいるので、それぞれ落ち着くところに落ち着けばいいと思うのです。
ちなみに私の後輩には、レースアシストだけでなく、タックボタンも使わないといういかれたこだわり(褒め言葉)を持ったプレイヤーもいます。タックボタンを使わない方が、ゲームがより楽しくなると私は信じていますが、あるので甘えて使っています。後輩すごい。

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