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レース動画から学ぶ (KG-R)

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ブログを連発して書くと、すぐにネタが尽きる。困る。ネタを見つける方法はただひとつ。ネタを探しもとめること。すなわち、何かしら行動すること。ネタは歩いてこない。だからこちらから歩いていかねばならない。しかし、もういくつもいくつもブログを書いてきた私にとって、通ったことがない道を探すのは大変だ。というより、もうどこを通ってきたのかも覚えていない。だから私は、通ったことのあるかもしれない道を、一度も通ったことないと思いこんで通ることにする。それでは、本題に入っていこう。

49er、49erFX、Nacra17のユーロピアンチャンピオンシップ2017の動画がYoutubeにアップされていたので、3日分視聴した。視聴した第一の目的は英語に耳を慣らすためだった。トップセーラーのレースがどんなものか学習するのは、そのついでだ。今回はその「ついで」から話題を広げることにする。

私がまず興味を持ったのはスタートだ。
配信されているカメラの視点から見たかぎりだと、そこまで厳しい感じはしなかった。多くの艇の並び方に隙があるようにも見えた。リアルレースだからなのか、フリートのレベルが高いからなのか、外から見ると穏やかな感じさえした。実際はそんなことなく、ピリピリしているのかもしれない。空間的な隙があるように見えても、そこに隙はないのかもしれない。
ただ、ピンから出たかったら簡単に出られるようなスタートがいくつかあったことは確かだった。不利サイドのピンだったかもしれないが、ピンが重要視されていないように思われた。私もピンを諦めることや、あえて少し離れた位置から出ることはあるので、自分のスタート方法をもう一度じっくり見直してみようと思う。

スタート後のレースを見て思ったのは、振れる方に行ったりブローにつっこんだりした艇がゲインするんだな、というあたりまえのことと、風振れの周期は海外でもだいたい同じなんだな、というこれまたおそらくあたりまえのこと。
各艇の航跡や風の情報がしばしば配信画面に現れた。そのデータを見るだけでもワクワクした。フィニッシュ後、上位艇の移動距離、タックジャイブの数、平均艇速を比較する時間がある。今見たばかりのレースがどのように展開していたのかを、そのデータをもとに漠然と想像しなおすのもおもしろかった。
そのほか個人的に印象に残ったのは、アップウィンドでスピネーカーを使うナクラ、沈艇続出の49erFX最終レース、などなど。リアルならではのヨットレース要素が羨ましかった。

動画をすべて見終わるあたりに思ったことがある。セーリングは大会の様子をもっと配信していけたら盛りあがっていくのではないか、と。1つでも多くの大会をライブ配信して、あとでいつでも見られるようにしていけたら、多くの人がセーリングを楽しみやすくなるのではないか。海外の大会はちらほら動画を見つけることができるが、日本の大会の場合、ダイジェスト映像などが見つかるばかりである。
言うは易しで、撮影する人、実況解説する人、データ処理する人などをパッと集めることは難しいだろう。それでも、やる価値はあると思う。いつか実現するだろうか。と、人任せにしていては何も変わっていかない。だが、私にできることは何かあるだろうか。

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