バーチャルレガッタのプレイスタイルは多岐に渡ります。使える機能を使わないことでゲームは、特にVRIはより楽しくなると私は考えています。
そこで今回は、プレイスタイルの難易度リストのようなものをまとめてみようと思います。ただし、競技として成立しなくなってしまうようなお遊びスタイルは扱いません(スピン使用禁止など)。
難しさ:★
・ウィンドシャドウ表示ヘルプなし ー なくても困らない機能の筆頭。ダウンウィンドでは欲しい場面もある。ブランケ表示だけで他艇の居場所や動きが分かるところが便利だが、視点を必要に応じて動かせばその利点は薄くなる。
・バックミラー不使用 ー バックミラーは、スタート前やダウンウィンド時に活用できる場面がある。ミラー使用時に視点を動かせない点がやや扱いにくく、後方の確認は視点操作でもできる。
難しさ:★★
・レイライン表示ヘルプなし ー ヘルプがなくても表示されてる短いレイラインで十分なことが多い。しかし、マークから遠い位置にいるときにはコース引きの目安として優秀な働きをする。ないとオーバーセールをしやすくなる。
・3Dビューのみ ー 勝つために必要な情報のほとんどは3Dビューだけで得られる。一方、2Dビューも有能で、マーク回航時や他艇との接近時に距離感を正確に確かめたり、他艇の位置やブローの形を把握したり、ラインやゲートのバイアスを確かめたりするときは、3Dビューよりも見やすい。
難しさ:★★★
・スタートラインまでの時間ヘルプなし ー このヘルプは、残り時間の表示が急に変わったりして困ることもあるが、リコール対策として非常に優秀。スタートにひどく遅れることも防いでくれる。このヘルプなしでうまくスタートするには、それなりの練習量が必要になってくる。
・振れインジケータ&接近艇の〇条の表示なし ー VIP専用機能。VIP会員でもPCでFキーを押すことでこれらの表示を消せる。コース引きや戦術に直結する機能で、初心者~中級者にとっては大きな効果が見込める。
・風予報ヘルプなし ー 風をほぼ読めない段階のプレイヤーにとって、このヘルプは非常に助かる。熟練者でも予測が難しい海面はあるので、どのレベルのプレイヤーにとってもありがたいヘルプ。ないときは、自分の予測を信じてコースを引くことになるが、それが非常に難しい。
・2Dビューのみ ー 2Dビューでは、3Dビューで見える海面よりも近い範囲の海面しか確認できないため、レベルの高いフリートなどでは負ける要素になってしまう。操作の難しさは個人差があると思うが、勝つ難しさという点で3Dビューよりも難しいと評価した。
難しさ:★★★★
・ベストVMGヘルプなし ー 圧倒的な使用率の高さをほこるベストVMG。他のヘルプはつけずこれだけつけるプレイヤーが上級者にも多いことが、それをなくしたときの難しさを証明している。急激な振れ、回航、スタートなど、あったほうが確実にうまくいきやすくなる場面が多い。
・手動タックジャイブ ー 赤ボタンやベストVMGを使わずに舵だけでタックジャイブ。ベストVMGなしに慣れている場合は、そこまで極端な難しさは感じない。それでも、動作がすばやいジャイブはけっこう難しくなり、戦術的に連ジャイブするときに大変。VMGから外れると大きくロスする49erやFomula18のジャイブは特にきつい。
・計器等の表示なし ー PCのFキーを押すことで、角度計や風速計、タイマーが消える。レース中は艇の近くに浮かぶ風見の色だけを頼りに走ることになる。風に対する艇の向きがわからないため、ジャストの緑から少し外れたときに左右のどちらに調整すればいいのかわからなくなりやすい。なにより難しくなるのはスタートで、タイマーがないためセルフカウントをする必要がある。ベストVMGヘルプなし、手動タックジャイブとこのスタイルを組み合わせるとおもしろいことになる。
難しさ:★★★★★
・3D視点マックス拡大 ー 視界の広さ、獲得情報の多さが何よりも大切だと思いしらされるスタイル。風がほとんど予測できず、他艇の確認も難しくなる。リアルセーリングに景色は近くなるが、ゲームの視点操作に制限があるためリアルよりも難しく感じさえする。お遊びスタイルの一歩手前ともいえるこのスタイルで勝つことはきわめて難しいが、リアルレースに似たハラハラ感を楽しめることだろう。
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VRIを繰りかえしプレイしていくうちに「なんか物足りないなあ」と思った方は、このリストを参考に遊び方を変えてみてはいかがでしょうか。どれもこれもおすすめですよ。
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