レポート作成の日々から一旦解放されて気分が良いKG-Rです。
先日、私KG-RはVRIの認証プレイヤーになりました。VIPがフリーになるのは、とてもありがたいですね。認証されたからといって私自身は特に変わりないので、レースで一緒になったときは、お手柔らかにお願いします。
今回は、私が認証プレイヤーになる資格を得ることになった大会、第1回eSailing Japan Cup(EJC)について振り返っていきます。
まずは予選の話。私は決勝シードだったので、予選レースの様子をいくつか観戦しました。不安でいっぱいだった当時の私は、予選のレベルがどれほどのものなのか、上手い人がいるのかを知りたかったのです。
1レース見たときは少し安心しましたが、更新されていくリザルトを見ると、かなり優秀な成績な人もいて、不安は消えませんでした。実力を知っているシードの人たちよりも、一緒にレースをしたことがない人たちの方が脅威でした。
怯えていても仕方がないので、観戦はそこそこにして、夜は自分の練習に時間を充てました。
決勝当日。記憶は曖昧ですが、確かその日は起きるのが早くなく、何かやることがあったこともあり、午前中から昼過ぎまでVRIを触れませんでした。午後に海外コミュニティのレガッタに参加すると、最初の数レースはスタートが決まらず、同じレースに出ていたSean Bondさんは調子が良さそうで、焦りました。
そのレガッタの後も何レースか練習すると、満足な状態ではないまま決勝レースの時間に。ネット接続がこの日はいつになく不安定で、そういった心配もありました。
何やかんやありつつも、Sean Bondさんとの激闘の果てに私は優勝できたのですが、ここで読者の方にクイズです。
優勝の鍵となったレースだと私が思っているのは、何レース目だと思いますか?
EJCの上位10名のリザルトはこんな感じです。
答えは用意できましたか?
できましたか、早いですね。簡単なクイズでしたね。それでは、答え合わせをしてみましょう。
始めて1位を取った3レース目、ではありません。
メダルレース前の大事な場面で1位を取った5レース目、でもありません。
優勝のかかっていたメダルレース、でもないんです。
中途半端に良い成績の1レース目、中途半端に悪い成績の5レース目、でもない、となると残る選択肢は2レース目。
鍵となったレースはずばり、12位となった2レース目だと思っています。
2レース目の成績は、スタートのときにはほぼ決まっていました。私は、スタート前はほぼイーブンだけどスタート後に下に振る、と予想して、Morishimaさんと争いながらも下ピンからスタートしました。
そのスタートが完璧であればまだしも、スタートラインを切るのが少し遅かったです。スタートを自分より上手く決めた上艇団に振れで勝つことはできず、上位に這い上がるチャンスは最後までありませんでした。最後のレグに入るときのペナルティで心は完全に折れました。
この2レース目は、僕に大事なことを思い出させてくれました。
「よほど下有利じゃないかぎり、上側からスタートするべし」
特に49erはタックの減速が大きいので、上スタートが有効なレースがほとんどです。しかし、Officialレースで上スタしてボロ負けした、パブロンゴールドのごとく苦い思い出の数々が、2レース目のスタート前によぎり、下からスタートする判断を私にさせました。
そんな2レース目のおかげで、もう叩けない、と気が引き締まっただけでなく、5レース目の49erで自信を持って上側から最高のスタートを切ることができたのだと思っています。
それにしても、F50は独特で楽しいですけど、心臓に悪い艇ですね。メダルレースはただでさえ心臓に悪いのに、安易に重ねちゃ危険です。
ブログは長ければ良いというものでもないので、今回はここまで。また来週~。
Protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.
まだコメントがありません。