今年も始まりました。eセーリング世界選手権。約2カ月前に。そして3シーズンのうちの最初のシーズンがもう終わりました。読者の皆さんは参加されましたか?
去年や一昨年のことをあまり覚えてないですが、青レースのきっかり直前に同じ艇種同じコースの緑レースって毎回は用意されてなかったと思います。eSail GPとかオリンピックバーチャルシリーズとか特別なイベントは用意されてましたけど。何が言いたいかっていうと、そういう緑レースを用意してくれてありがとう、ってこと。これは青レースに挑戦できるレース数に上限が設置されたことで、青レースの1レース1レースが重要になったことが関わっているのでしょう。緑レースでその艇の操船感覚を取りもどしてから青レースに参加できるのだから、スコアも青レースのほうが高くなる、とはいきません。でも直前練習のおかげでどんなスコアになっても言い訳ができないのが良いですよね。自分の今の実力をすんなり認められる。最高だぜ。とはいえ、スター級があまりにも苦手であることが今回わかってショック。じゃあもっと練習しよう! という気分もたいして湧きおこってこないのがさらにショック。諦めんなよKG-R。
スター級以降の青チャレンジでポイントを稼いでトップ40に入った私。日本プレイヤー3位に甘んじた私。シーズン決勝で、かませ犬になるのかな私。と思ったり思わなかったり。シーズン1最後の青チャレンジと決勝の頃は3月病(?)で体調を崩すことがよくあって、実は自信も闘志もすっからかんでした。
それなのに、決勝前日の模擬クラブレースでは完全試合なるかという勢い。このパワーはどこから? ボイスチャンネルに入らず集中できたから? それとも3月は寝てばかりいて睡眠学習がはかどったとか? なんて勝因を考える気力もそのときはなく、明日も不思議なパワーでちゃっかりうっかり走れちゃうのかな、と決勝本番に参加することを他人事のように捉えていました。
VRIなどのゲームをしていると徐々に体調が崩れていくような状態だったので、クラブレースの後は(たぶん)すぐに寝て、決勝当日も練習はほとんどせず安静にしていました。そして夜。VRIの公式イベントとしては珍しい夜レース。来シーズンの決勝もこのありがたい時間帯とはかぎらないため、ここで決めなきゃ次は厳しくなるぞ! という意気込みもなく、ゆったりあせらず、神頼み神頼み。
シーズンランキング上位の選手が何人か不参加でしたが、それでも実績のあるトッププレイヤーたちがゴロゴロゴロゴロ。というのは後から知ったことで、そのときは自分以外の参加選手がどうだとかほとんど気にしませんでした。私は運ばれるべき順位に運ばれるだけだ、と思っていたので。
第1レース、悪くない。第2レース、まあこんなところ。第3レース、これひょっとして。第4レース、きてるな自分。この時点で3位。3位かあ……。3位か! 何でだ! 何で? ……? どうしてこんなところに運ばれたのか、まったくわからず言葉を失う始末。
次のステージに進出できるトップ10に簡単に入れそうと思って油断したのか、そもそも苦手な艇種だったのか、第5レースのオフショアで大崩れして優勝争いから脱落。第6レースはスタート後、振れの逆に意気揚々と突っこみ試合終了。最後の2レースで大量得点したものの7位で踏んばれました。……既視感。昨日と同じ展開! トップ10に入った嬉しさよりも、不思議な現象への困惑のほうが大きかったです。あれは体調不良が引き起こした夢だったのかしら?
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