バーチャルレガッタ講座

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あつまれ だんたいの部 (KG-R)

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EGOK(eセーリング学生王者決定戦)の団体の部をおすすめしたい。それだけのブログでございます。個人の部もおすすめですが、団体の部をプッシュプッシュしていきたいのです。

個人戦の形式は珍しいものではなく、VRIの緑レースや青レース、本クラブのクラブレースなど、ヨットレースの主流とも言えるのが単独で戦うフリートレース。学生の王者を決めることには価値があると思いますし、レベルの高いレースを経験できる点は良いと思いますが、特別EGOK個人の部でしかできないヨットレース経験というのはありません。
ふだん練習しにくい形式のレースで、それでいて需要がある形式が存在するなら、その機会を提供したい、という思いが私にはあります。そんな厄介なレース、ありますよね。大学生になじみ深い「団体のフリートレース」がまさにそれ。

インカレの歴史をあまり知りませんが、(私の人生の短さに比べれば)長いこと1チームから3艇が出場して合計点を競うことをやってきたのでありましょう。どこかのブログで、この形式はチームレースの趣がほとんどなく、個々の艇の走力が重要になっていて団体戦とはなんぞや、といったような記述を読んだことがあります(記憶違いかもしれませんが)。私は、一定のレベルに達している上位常連校ならチームレース的立ち回りもできる(している)と思いますが、したくてもできないチームが多いのではないかと考えています。
3艇1チームというのは、中堅以下のヨット部には時に非常に厳しい条件として立ちふさがります。(両クラス)3艇分の人数を揃えるだけでも大変で、何としても出場するために、大学始めの1、2年生がレースメンバーに採用されることがよくあります。よほど先輩がうまくて海面状況がやさしかったら何とか戦えるかもしれませんが、強風時などは後輩の面倒を見ることで精いっぱいになってしまう、というのが私の現役時代に経験した実感ですが、激しくうなずいてくれる読者の方はたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。
このように中堅以下のチームはかつかつの状態がほとんどで、自艇のことに集中しなければならないため、味方艇と手を取りあって走るといった高度なことになかなか手が回らないのです。

せめて、インカレまでにチームを意識したレース練習ができていれば少しはマシになりそうですが、艇数が集まらなかったり、同じ拠点の他大学も自分らの大学も新人育成中で船をぶつけたらお互い困るから遠慮したりと、その機会を作るのは難しいものです。バーチャルレガッタで模擬練習をやろうとしても、他大学と連携をとるのが難しかったり、身内でチーム分けすればそれっぽいことはできるけどパーティ感が抜けなかったりフリートレベルに限度があったりする。
インカレと同じくらいのレベルの高さと緊張感で練習しないと模擬練習にはなりません。そこでEGOK団体の部の出番です。

EGOKは今年から春と秋の2回実施する予定ですが、たった2回練習の機会が増えたくらいでは一見どうにもならなそうに思えます。しかし、EGOKをきっかけにして、学生同士が大会に向けて連絡を取りあってVRIで団体フリート練習を定期的におこなったらどうでしょうか。私はそのような動きが学生主体で始まらないかなあ、とぼんやり思っています。その動きに私は過干渉しないつもりです。
私はあくまで、大会の企画と、他大学と連絡を取れる場所(EGOKサーバー)の提供に徹します。夏と冬に1度ずつ練習会(プレEGOK的なもの)を企画しようかな、とは思っていますが、大々的にやることとしたらそのくらい。何をするにしても学生の需要や熱次第。

団体の部をうまくおすすめしているブログになってないような気がしますが、団体の部をおすすめしていることは、賞金の配分を知ればわかってもらえると思います。
ありがたいことに賞金&賞品提供者が私を含めて5名集まりました。賞品はチームで分けるのが難しいと考えて個人の部の賞品として設定しましたが、私以外から提供される賞金のうち、4分の3は団体の部の賞金として割り当てました。そのため、団体の部のほうが現在のエントリー人数は少ないにもかかわらず、賞金総額は多くなっています。

長くなってしまったので、私がひそかに抱いている野望を暴露してこのブログを締めます。
「いつかEGOKをインカレよりも盛りあがる大会にする」

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