学生王者決定戦の配信をラジオ感覚で聞きながら書いていきます。KG-Rです。
まずは、運営の皆様に感謝。そして、表彰台に乗れた3名にビガップ。
それでは個人の反省へ。
私の最終順位は6位。前回のブログで感じた不安は的中してしまいました。杞憂に終わってくれることを期待して「不安」と書いたのに無駄足でした。てへ。大会後、布団の中で負けた理由をずっと考えてしまい、全然眠れませんでした。それから1日過ぎて、今は大会2日後。穏やかな心を取り戻すことができています。考えたことを整理して、今後のイベントに備えるのがこの記事の狙いです。
ここまできて、敗因がスキル不足というのは考えにくいです。大会前の1、2週間、練習時間は十分に取れていましたし、最近はスタート力が向上しているのを感じていました。一時期VRIへの熱が冷めたり、時間が取れなかった時期もありましたが、それは言い訳にならないほど良い状態のように思えました。
大会前のしばらくの準備期間は大きな原因ではない、となると、大会当日のコンディション調整や、大会中の精神状況に主な原因があると考えられます。
大会当日の練習としては、午前中にバルコラーナの緑レースを少しと、夕方にカスタムレースで二時間ほど練習しました。ほどよい練習量だとは思ったのですが、もしかしたら多くて、脳みそ使いすぎたのかもしれません。直前の練習ではいつも通りのパフォーマンスができて、安心はできたんですよね。安心できただけ、という可能性があるんじゃないか、と大会後に考えてみたわけです。しかし、敗因と呼ぶにはちょっと弱いです。つまり、大会最中のメンタル面に重大な問題があった、と結論づけることになります。その結論は、私にとって非常に納得のいくものでした。私の心の中を深掘りしていきましょう。
レース中、私にはプレッシャーがかかっていたのだと思います。いや、かかっていたはずです。だって、いつになく緊張していましたから。その証拠に、毎レース後にトイレに行っていました。大会前に熱いお茶を2杯飲んだのが失敗だったかもしれません。
プレッシャーの正体は何なのか。明確な答えはわかりませんが、考えられるだけ考えてみました。
・EJC、クラチャンで2冠。3冠がかかっていた。
・自分が出場できる最初で最後の学生王者決定戦。
・周囲からの期待。
とにかく何かしんどくて、VRIをプレイしているのに違うゲームをプレイしているような心地でした。緊張したって仕方がないのは分かっていても、緊張せずにはいられませんでした。
また、レース進行がSIと大きくずれていたことに対して罪悪感のようなものを感じ続けていました。最初からゆとりのあるスケジュールを提示しておけば良かったとか、大会準備をもっと入念にしておけばよかったとか、やはり自分もレース中の運営をした方がいいんじゃないかとか。
選手の中で一人だけ運営に関わっていることを言い訳には絶対したくないですが、たしかに運営兼選手の人はレース以外のことに神経を使うことになるんだな、と痛感しました。EJCやクラチャンで運営兼選手だった方々には頭が上がりませんね。厳密に選手の公平性を求めるなら、運営と選手は分けた方がいいのでしょうが、まだまだ贅沢は言えません。これからも積極的に運営に関わっていくつもりです。
予選終了時点、このスコアならまだ優勝狙えるな、と思っていましたが、R5のナクラでリコールしたとき、ああ、今日はこういう日なんだ、と悟りました。予選でもしょぼいミスが多かったし、今日はついてない日だ、と。
続くR6の49erでスタート決まったときは、もしかしたらいけるぞ、と希望を持ちましたが、1上で無理振れ(VMGアシストがないと船が止まるヘダー)に突っ込んだときに、やっぱりか、と落胆し、優勝を完全に諦めました。あそこでタックする判断をしたのは単純に実力不足とも言えますが、無理振れのある海面が選ばれてしまったのは悪運と呼ぶ他ありません。
私は大会後、負け残りじゃんけんで起こるあの現象が起こっていると考えることで、この結果を受け入れることができました。
負け残りじゃんけんとは、嫌な役などを複数人の中から選ぶときによく採用されるイベントのことです。あの現象とは、そのじゃんけんで1回負け残ったとき、「あ、今日は自分が最後まで負け残る」と直感して、それが現実になる現象です。私はこの現象を1度や2度ではなく、何度も体験しています。その直感があると、じゃんけんの出す手をあれこれ考えて、出す直前に変えてみたりしても負け続けてしまうのです。非科学的なことはあまり信じない私も、こればかりは得体の知れない力の存在を感じています。
こんなことは、じゃんけんの世界だけの話だと思っていましたが、ヨットレースでも謎の力を感じることになるなんて。もしかしたら、ヨットレースってじゃんけんなのかもしれません。
書きたいことは大体書けて、すっきりしました。
ビッグイベントで今のうちに一度負けることができたのは、実は大きな収穫だと思っています。これからはもう一度挑戦者として、強気でぶつかっていけることでしょう。この文を書いて、たった今思ったのですが、負けたのは悪運のせいなんかではなく、勝ちへの執着が薄れていたからかもしれません。
次の大きな大会では、ぜひ私の優勝にご期待ください。
KG-R 第2章、開幕!
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