「KG-Rのことだし、全日本(EJC)終わったらすぐブログ更新するだろう」
という読者の予想の裏をかくために、数日の間をおいてみました。
読者の方に「いや、そんな予想まったくしてないよ」とさらに裏をかかれていないことを祈っています。
まずは、EJC2022メダリストの3選手、おめでとうございます!
年に1度のお祭りで、しっかりと結果を残すのはすばらしいことだと思います。彼らがナショナルチームに参加することになったときは、ぜひチームを引っぱっていってもらいたいですね。
ここからは私個人の振り返りです。
私は今回の大会で、判明したことがあります。
それは、「KG-Rは3に弱い」ということ。
日本の公式大会、非公式大会では比較的安定して上位にいる私ですが、忘れられないのは、勝てなかった大会です。
私が最初に負けた日本の大会は、第1回学生王者決定戦(EGOK)。そのとき書いたブログ
第1章、閉幕 (KG-R) | バーチャルレガッタ講座 – ゲームウィキ.jp (gamewiki.jp)
には、「EJC、クラチャンで2冠。3冠がかかっていた」ことがプレッシャーになっていたんじゃないか、とあります。
今回の私は、「EJCで2連覇中。3連覇がかかっていた」。この「3」という数字が持つ魔力に、またしてもやられたのかもしれません。
プレッシャーは大会前日から私のもとにやってきて、レース本番まで続きました。でも、プレッシャーにただやられているだけではどうにもなりません。何もかもを放棄して昼寝したり、曲を聞いたりしました。このとき1番お世話になったのは、Bobby McFerrin の Don’t Worry Be Happy(MV)です。レース直前にも聞きました。勝っても負けても心配ない、と自分にわからせるために何度も聞きましたが、緊張から完全には解放されませんでした。
プレッシャーの原因は他にもあるでしょう。ともかく、スタートラインとの距離感が合わなかったり、スタート前の並び方が甘かったりと、さえませんでした。
R5のリコールはショックだったのと同時に「ついに自分の番が来たか」と妙に納得していました。第1回EJCで、Sean BondさんがメダルレースのF50でリコールしたときのことが思いうかび、あのときの幸運と今回の不運はつながっているのだと思いました。
運は巡る。
リアルセーリングのWorld Cupなどをここ数カ月でたくさん見てきたおかげで、誰でも勝負所でリコールするときはする、と心得ていました。リコールの悪魔は、きっと今ごろ私以外のセーラーのところに出現していることでしょう。
3連覇したり、3冠になったり、あるいはそれ以上の戦績を残した人たちに対する考えが、先日のEJCですっかり変わりました。ある競技の世界でトップを維持しつづけるのはとても難しいことだろうに、世の中には飛びぬけた何かを持っている人がたくさんいます。敵わないなあ。
今年の日本選手権は終わりましたが、世界選手権がまだ残っているのが今の私にとって唯一の救い。そっちで結果を残したいKG-Rがお送りしました。
運は巡る!
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